綾瀬市議会 2005-09-27 09月27日-05号
地方自治体の財政運営はそれぞれの自治体の考え方だけでなく、政府の補助金誘導によって大きく左右されてきました。これまでも綾瀬市をはじめ、全国各地で事業を削って財政調整基金の大幅な積み立てを行ったり、その後は補助金につられて無駄な箱物行政が横行。さらに、債務をどんどん増やしたりと長期展望のない、政府と財界の思惑で地方自治体を痛めつけてきました。
地方自治体の財政運営はそれぞれの自治体の考え方だけでなく、政府の補助金誘導によって大きく左右されてきました。これまでも綾瀬市をはじめ、全国各地で事業を削って財政調整基金の大幅な積み立てを行ったり、その後は補助金につられて無駄な箱物行政が横行。さらに、債務をどんどん増やしたりと長期展望のない、政府と財界の思惑で地方自治体を痛めつけてきました。
行政は、恐らく各商店街へ平均的にとか平等にというような見地から、まんべんなく潤うような施策の展開に相当気を回らせて、それこそ口は悪いんですけれども、単なる補助金誘導方策の一つ、このような形にしてしまうような心配を持たざるを得ない。このことを指摘しておきます。私自身も、あらゆる地域の現状を見ているわけではないんですけれども、どこの地域でも一つの枠にはまっている、そのような声も聞こえてきます。
国が考え、地方が実行する補助金誘導型の地域振興策では、地域の自主性発揮の場面は限られてしまうという声もあります。これからは自治体の知恵を絞った施策の真価が問われるようになります。地域の自主性を発揮した地域振興を進めるためにも、国がもっともっと地方に権限と財源を委譲して、自治体が知恵を生かせる環境づくりをすべきであると考えます。